年収103万円以下のパート主婦はどんな税金がかかっているのでしょうか?
年収103万円の壁という言葉を聞いて労働時間を調整しているパート主婦もいますよね。
年収103万円以下に収める明確な理由がわかれば税金も怖くないし、お得に生活できますよ。
パート主婦ナナの2018年の収入は
リアルな話、914,702円でした。
税金
年収103万円以下の所得税は?
年収103万円以下の場合パート収入に
所得税はかかりません。0円ですよ。
年収103万円以下の住民税は?
住民税の計算は複雑です。
はい、難しいです。
住民税には所得割と均等割があります。
それぞれみていきましょう。
住民税の所得割
住民税の所得割の税率は10%です。
パート主婦の場合
住民税の所得割がかかるかどうかの
判定をします。
収入から給与所得控除65万円を引いた
非課税限度額が35万円以下の場合はかかりません。
私の2018年の収入は914,702円でした。
判定してみると
収入91.4万円ー給与所得控除65万円=26.4万円
となり、非課税限度額35万円以下なので
住民税の所得割はかかりません。
収入が100万円~103万円以下だと
住民税の所得割がかかります。
住民税の課税所得を計算する場合には
住民税の基礎控除33万円を控除します。
住民税の判定は非課税限度額35万円ですが
住民税の所得割を計算するときには
住民税の基礎控除33万円を使います。
まぎらわしいですね。
年収101万円の場合の住民税の所得割を計算します。
収入101万円ー給与所得控除65万円ー住民税の基礎控除33万円=住民税の課税所得3万円
次に調整控除額を計算します。
扶養内のパート主婦の場合
調整控除額は5万円と
住民税の課税所得3万円の
どちらか少ないほうに5%をかけたものなので
住民税の課税所得3万円×5%=調整控除額1,500円
住民税の所得割は
住民税の課税所得3万円×税率10%ー調整控除額1,500円
=3,000円ー1,500円
=1,500円・・・①
(その他の控除額がない場合で計算しています)
住民税の均等割
住民税の均等割は市町村の級地区分によって
非課税限度額が違います。
非課税限度額が
1級地35万円、2級地31.5万円、3級地28万円を超えると
5,000円の均等割がかかります。
さらに市町村によっては
森林環境税として加算される場合があります。
私が住む町では1級地35万円が非課税限度額で
森林環境税として500円加算されています。
収入が101万円のときの均等割は
5,000円+500円=5,500円・・・②
お住まいの市町村の級地区分と
加算される部分を確認する必要があります。
私が住む町で年収101万円のときの住民税は
①+②で計算されます。
所得割1,500円+均等割5,500円=7,000円
住民税(所得割+均等割)は働いた翌年の6月から
支払いが始まります。
社会保険
年収103万円以下のときは
社会保険料は払わないです。
これは夫の社会保険上の扶養に入っているからです。
社会保険上の扶養と税金上の扶養は
意味が違うので注意しましょう。
税金上の扶養とは配偶者である夫の収入から控除される
配偶者控除や配偶者特別控除が関係してきます。
それによって夫の税金が安くなります。
年収103万円以下の税金と社会保険まとめ
年収103万円以下の場合
所得税は0円
住民税は市町村にもよりますが
収入93万円~103万円の場合かかります。
社会保険料は夫の社会保険上の
扶養に入っているのでかかりません。
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