パート主婦がイデコ(iDeCo)とFXを確定申告するといくら節税になった?

イデコ(iDeCo)

2019年3月に、確定申告しました。パート年収914,702円の私はパート先で年末調整してもらい、所得税は払う必要がありません。なぜ確定申告したかというと、パート収入以外にFXの所得が276,653円あったからです。

FXの所得を確定申告するとそれに係る税金は、申告分離課税といって他の所得とは別に計算され、所得税15.315%と住民税5%になります。

しかし、私はイデコ(iDeCo)に加入しているので、イデコ(iDeCo)の掛金も確定申告するとそれが全額所得控除され所得税は0円になります。いくら節税になったかというと、節税額は34,500円になりました。

節税額を計算するのに、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用しました。所得税のシミュレーションにはぴったりです。住民税は計算してくれませんが、税率5%ということがわかっていれば簡単に計算できます。

確定申告が必要な理由はFX

私はパート先で年末調整をしています。給与所得者でそれ以外に所得がある人は、下記の条件にあてはまる場合、確定申告をしないといけません。

 給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える              (国税庁ホームページより)

ほかにもいくつか条件がありますが、多くの給与所得者が該当する可能性があるのがこの条件だと思います。

 

各種の所得金額とは収入から必要経費を引いたものとなっています。

私は2018年にパート収入以外に、FXの収入が20万円を超えたので確定申告します。

イデコ(iDeCo)加入でいくら節税できたの?計算の仕方

FXで20万円以上の所得があっても、イデコ(iDeCo)に加入していたので所得税は0円でした。逆に、イデコ(iDeCo)に加入していなかったときの税金はいくらになるのでしょうか?

 

それを計算することによって、節税額を算出していきます。

イデコ(iDeCo)未加入時の所得税

確定申告書作成で、所得控除の小規模企業共済等掛金控除に何も入力せずに「入力終了(次へ)」をクリックします。すると、下記のような画面になります。

計算結果確認の「納付する金額」の項目が24,100円となりました。これがFXの所得税15.315%の金額です。

イデコ(iDeCo)未加入時の住民税

住民税は市町村によって若干の差がありますが、私が住んでいる市町村の場合で計算してみます。

 

所得税と大きく違うところは
・基礎控除が330,000円
・申告分離課税先物取引の税率は5%
・均等割を加える
以上3点です。

 

確定申告書のように書いてみるとこうなります。

FXの住民税5%は15,900円になりました。

 

住民税の場合、課税所得ではなく課税標準額といいます。これに5%を掛け、住民税の均等割を足したものがFXの住民税になります。

節税結果

FXの収入が20万円を超えても、。イデコ(iDeCo)が全額所得控除になるので所得税24,100円と住民税(所得割)10,400円の合計34,500円が節税できました。節税効果ありますよね。

ただし、住民税均等割の5,500円は合計所得金額が35万円を超えたので納税しなければいけません。

 

パート収入91万円、FX収入27万円、イデコ(iDeCo)27.6万円これを20年間続けることができると69万円の節税になります。毎年続けることは難しいですが、節税になることはわかりました。

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